栃木県日光市を中心に広がる日光国立公園内を流れる湯西川。その渓谷沿いに旅館やホテル、そして茅葺屋根の民家が静かに佇む湯西川温泉は壇ノ浦の合戦に敗れた平家落人が逃れて隠れ住み、その子孫が河原に湧き出る温泉を発見したと伝えられる温泉地です。毎年6月には平家の復興を願う『平家大祭』が催され、武者や姫に扮した総勢200名余の住民や観光客が練歩く『平家絵巻行列』行われます。また、日本夜景遺産にも認定された『ミニかまくらのライトアップ』は蝋燭の明かりが幻想的な冬のイベントです。旅館の殆どが渓流に面した露天風呂を持っているので、自然との一体感を感じながら温泉を楽しむのはもちろんのこと、川魚や山菜を焼いた『平家お狩場焼』や鹿肉や熊肉、山鳥などをたたいて味噌や山椒と和え、へらにつけて焼いた『味噌べら（一升ベラ）』など、囲炉裏を囲んだお食事をお楽しみください。