「あわら」 「芦原 」と、ひらがなと漢字が入り混じって表記されますが、元々は芦原温泉という漢字表記でした。２００４年に福井県坂井郡は、芦原町と金津町の合併によって「あわら市」となり、これ以降「あわら温泉」へと平仮名表記が多くなりました。あわら温泉へのアクセス列車は私鉄とJRがあり、私鉄のえちぜん鉄道は「あわら湯のまち駅」と平仮で、JRは「芦原温泉駅」と漢字で表記されております。あわら温泉には約２０軒の旅館やホテルが立ち並ぶ福井県屈指の温泉街です。以前は歓楽温泉としても発展していましたが、現在は落ち着いた雰囲気のある温泉街になり、湯けむり横丁や芦湯など新たな観光名所もできました。各ホテルも露天風呂付き客室や、数奇屋造りの落ち着いた客室などに泊まるプラン、越前蟹を食べるプランなどを作り、全国から観光客を取り込むため組合全体でも団結して日々努力しております。北陸新幹線開業後は列車マニアを中心に、東京→金沢→芦原温泉と、新幹線・特急列車を乗り継いで、多くの宿泊客が訪れる様になりました。観光の名所として、すぐ近くには国の天然記念物にも指定されている「東尋坊」があります。東尋坊とは一言で言うと高さ２０メートルの断崖絶壁の岩で、これが海食によって削られて奇妙な形になり、約１Kmも続く大規模なレベルのため世界三大奇勝にも選ばれおります。また、自殺の名所としても有名で、テレビのサスペンスドラマの飛び込み自殺シーンでもよく登場します。