日本国内にある１１種の泉質のうち９種がここ、豊富な湯量の鳴子温泉にあります。温泉街は鳴子温泉駅前から滝の湯方面や線路、国道４７号と平行に広がっており、大型のホテル、旅館、湯治宿等、さまざまなタイプの宿泊施設があります。昔から東北の湯治場としても有名で、温泉の泉質の良さ、効能には定評があり、普段透明の湯色でも乳白色になったり、淡い紫色になったりと、源泉に近いからこその天然温泉の醍醐味を楽しめる、昔ながらの温泉郷です。立ち上る湯けむりと硫黄の香り、細い路地に軒を連ねる土産物店が温泉情緒を盛り上げます。鳴子温泉駅では内湯めぐりができる「湯めぐりチケット」を発行しており、鳴子、東鳴子、川渡、中山平、鬼首の５つで構成されている温泉郷で、全てのエリアを網羅することが可能です。鳴子のほとんどの家にはお風呂がなく共同浴場を利用するのだとか。気軽に話しかけてくれる地元の人達との交流が、旅の思い出をより味わい深いものにしてくれることでしょう。春は新緑、秋は紅葉、冬はスキーも楽しめますよ。